昨日のこと

最近、映画はシネコンが多い。
ネットで券を買うこともでき、
席は確保されている。
大変便利で、しかもお得！
だったりもする。
もっとも、シネコンで上映されるものは
全国ロードショー上映になるものばかりで
単館上映されるような映画はかからないので
時々そういった変わった手触りの作品も見たくなるもの。
でも、昨日シネコンで見た映画は
ちょっとばかり変わっていて、面白かった。
「レモニー・スニケットの世にも不幸な物語」。
映画の特徴はなんといってもその世界観だ。
その不思議な光の様子や、いろいろな小物。
絵本でも見るかのようなその世界がなんといっても面白い。
残念ながら読んだことはないが、この映画は原作があり、
その世界を再現しているのだろうと思う。
ストーリーはジュブナイル小説の冒険譚の王道で、
ボードレール姉妹が次々と事件に・・・というものだけど
ちょっと詰め込みすぎで、いくつもの伏線やら設定なんかが
置き去りにされているせいで（大体姉妹の特徴すら生かしきれてるとは思えない）
、消化不足なとこも感じるけど・・・こんなもんかな。
ジム・キャリーはあいかわらずすごくいい演技です。
あと、エミリー・ブラウニングも大変かわいい。
でも、この一風変わった味わいの世界観を楽しめるのは面白いと思う。
ただし、原作付のファンタジーとはいえ、
ハリーポッターシリーズのような判り易さや明るさはないので
ヒットはしないだろうなぁー。